厳正でなければならない国会の議決を冒涜する行為である。
自民党の若林正俊・元農相が参院本会議で、隣席の青木幹雄・前参院議員会長の投票ボタンを押した責任をとって議員辞職した。
「代理投票」とも、偽装投票とも言えるような愚かな行為だ。辞職は当然だろう。
若林氏は記者会見で、3月31日の本会議における改正雇用保険法など10件の採決で、青木氏の投票ボタンを押したことを認めた。
さらに「青木氏が席を離れた。間もなく戻るものと思ってボタンを押してしまった」と釈明した。ただ、「青木氏から依頼されたことはない。初めてしたことだ」とも述べた。
だが、肝心のボタンを押した理由については「魔が差したとしか言いようがない」と語るだけで、まったく説明になっていない。
国会は、言うまでもなく、国の唯一の立法機関である。
とくに衆参両院の本会議は、各院の最終的な意思を決める場だ。議案成立の可否は、特別の定めのある場合を除いて、出席議員の過半数で決まる。
ここでは、わずか1票の差によって法律が成立したり、しなかったりする。議員一人一人が、自らの責任で投じる1票が、重い価値を持つゆえんだ。
今回の若林氏の軽率な行為は、国会議員の職責の重大性を、まったく失念していたものと言わざるをえない。
そもそも、一般の有権者が選挙で他人になりすまして替え玉投票をすれば、公職選挙法違反で逮捕される。それが世間の常識だ。
若林氏は、自ら犯した罪の深さをかみしめるべきである。
問題となったボタン式投票は、採決時の牛歩戦術などの反省から1998年に参院に導入された、短時間での採決方法だ。
参院改革の一環として取り入れた独自の投票方式が、こうして悪用されたのでは、「良識の府」が泣く。不祥事が明るみに出た以上は、不正投票の防止策を検討する必要があるのではないか。
自民党は、全議員懇談会の場でも谷垣総裁率いる執行部の刷新要求が絶えず、揺らいだままだ。
昨年9月、事実上の総裁不在で迎えた国会の首相指名選挙で、自民党議員が苦肉の策としてそろって投票したのが、当時、両院議員総会長の若林氏だった。
若林氏の今回の不正は、政権交代後、緊張感を欠いている自民党へのさらなる打撃となろう。
こんにちは。身代わり投票問題の責任を取って、自民党の若林正俊元農相(75=長野選挙区)が、参院議員を辞職しが、その原因をつくりだしていたのは、青木幹夫前参議院会長です。この1年間で、青木氏は本会議の採決を3回欠席。「途中退出は欠席にカウントされない」(議事課)というから、今回のように採決前に席を離れた分を含めれば、青木が採決に不在だった回数は、さらに増えるでしょう。国会の採決に参加しない議員などその存在理由が問われます。この二人の議員に関しては、老害以外の何ものでもないと思います。現在銀行などでは、老害を防止する人事システムが導入されているところもあります。国会議員なども、自分で老害を防げないというのなら、このようなシステムの導入も検討すべきと思います。最近は、世の中が変わってきて、昔なら考えられないような、マナーの悪い老人が増えているようです。日本には、儒教思想が古くから導入されて、お年寄りは大事にして敬うべきとの考えが浸透していて、それはそれで良いことなのですが、老害を撒き散らすような老人にはそれは適用すべきではないと思います。若かろうが、年をとっていようが、最低限のマナーは守るべきです。詳細は、是非私のブログを御覧になってください。
こんにちは。身代わり投票問題の責任を取って、自民党の若林正俊元農相(75=長野選挙区)が、参院議員を辞職しましたが、その原因をつくりだしていたのは、青木幹夫前参議院会長です。この1年間で、青木氏は本会議の採決を3回欠席。「途中退出は欠席にカウントされない」(議事課)というから、今回のように採決前に席を離れた分を含めれば、青木が採決に不在だった回数は、さらに増えるでしょう。国会の採決に参加しない議員などその存在理由が問われます。この二人の議員に関しては、老害以外の何ものでもないと思います。現在銀行などでは、老害を防止する人事システムが導入されているところもあります。国会議員なども、自分で老害を防げないというのなら、このようなシステムの導入も検討すべきと思います。最近は、世の中が変わってきて、昔なら考えられないような、マナーの悪い老人が増えているようです。日本には、儒教思想が古くから導入されて、お年寄りは大事にして敬うべきとの考えが浸透していて、それはそれで良いことなのですが、老害を撒き散らすような老人にはそれは適用すべきではないと思います。若かろうが、年をとっていようが、最低限のマナーは守るべきです。詳細は、是非私のブログを御覧になってください。
青木事務所は採決の前に議場を退出した理由について、「会合に出るため」と答えた。議案の採決より会合優先なんて本末転倒だ。有権者から与えられた国会議員の重い一票をないがしろにしている点では、若林と同罪である。
http://gendai.net/articles/view/syakai/122554 [ソースチェック]
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/vote/174/174-0331-v001.htm [ソースチェック]
若林正俊はすぐ退職したが、議会制度の根幹を覆す違反の中心にいた青木幹雄議員も責任がある。
1)記録映像によると、若林の両側の席は空席となっていた。「魔がさした」のなら左側の席のボタンを押すはずである。なぜなら投票ボタンは右手側に設置されている。
3/31 13:01~14:30までの長時間、ずっと「魔がさして」右側の遠いボタンに体を伸ばし10回も押し続けることは相当の努力を必要とする。
何らかの「任務意識」が無ければできないことだ。それにケンカ・カンニングなど不正行為は「両成敗」が古今東西普通である。
2)まる1週間たっても青木は逃げ回るばかりで国民の代表たる議員の「説明責任」と「訂正責任」を果たしていない。
↑のように3/31の議決は自分が投票をしたままとなっている。これは自分の関係した議会制度を否定する「違反行為」に何の反省も罪悪感もないことの証明である!
従って青木は議会制度を任せられる資質に欠けることになる。
即刻、(若林についで)青木を辞職させ、自民と国会全体の浄化に努めなければこの国の未来はない!